デジタルトランスフォーメーションを推進
AWSで実現するエコシステムの開発サービス
総務省の2018年に掲げたICT政策はじめ、各自治体や民間企業でデータ利活用による業務効率化が進められています。
しかし、ICTによるデータ利活用を行うことは、これまでの業務効率化など目的がはっきり決まっているIT導入とは異なり、各企業の特徴や情報資産の取り扱い方、ビジネスのスピード、現場職員の意見などにより、計画・実行・調査・改善(PDCA)を繰り返していかなくてはいけません。
そのため、スタイルズでは、企業のPDCAサイクルを短く、かつ効率的に実施してもらうために、企業のデジタル化や新規事業を推進する新システムと従来から利用している既存システム、さらにオープンソースで提供されているオープンシステムなどを安全な環境下で連携を可能にするエコシステムの開発基盤を、顧客毎に構築するサービスとして提供をしています。

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API Factoryの特徴
「API Factory」の構築基盤にはアマゾンウェブサービス(以下、「AWS」)が提供するAWSクラウドサービスプラットフォームを採用しました。さらに、API※/コンテナ※技術を採用したことにより、システムを互いに独立させて動かすことができるようになり、継続的な開発・運用を実現します。
また、基幹システム等の既存システムが持つ重要な情報資産を、インターネットを介してやりとりをしたくないという企業ニーズに応えるため、「API Factory」に接続する際には、インターネットへ直接繋がず、限られた利用者や地点の間からのみ接続させるAWS Direct Connectの技術を採用しています。
たとえばオンプレミス環境に蓄積されるリアルタイム情報や個人情報を、セキュリティ要件を維持しながらAPIを開発することで提供を可能とします。また、クラウド移行することでコストメリットのでる既存システムの一部機能だけを分割してクラウドへ移行するご提案も可能です。
クラウドの特性を活かしたAPI開発で
容易なシステム統合

必要に応じたリソースの増減、迅速なデリバリーが可能といったクラウドのメリットをフル活用したAPI開発を実現します。
AWS Direct Connectによる
安全な連携

クラウドとオンプレミスを専用線にて接続することで、システム全体の通信セキュリティを担保します。
コンテナによる柔軟性

コンテナ技術を採用することでひとつひとつのシステムの独立性を確立することができ、他サーバーへの移植性や連携を用意にします。
トータル監視運用の実現

ZABBIXを活用することで、既存システム~新システムまで、一元的な統合監視を実現し、運用。技術サポートも提供してます。
Zabbixパートナーだからこそ実現できるハイブリット環境の一元監視
システムを運用するにあたり、モニタリング(サービス/リソース監視など)は必須のため、AWSではCloudWatchというサービスが提供されています。
しかし、CloudWatchだけでは仮想サーバー内(OS/ミドルウエア/アプリケーションなど)の監視ができないため、独自のモニタリングシステムは必要となります。この場合、利用するモニタリングシステムが複数となってしまい、運用(特に監視)の煩雑化が課題となってきます。
そこで、スタイルズはオープンソースの統合監視ツールであるZabbixを使い、監視・運用を行っています。このことにより、AWSで構築されたシステムの障害監視はもとより、オンプレミス環境のシステムも統合してZabbixでモニタリングすることが可能になります。
さらに、スタイルズは、Zabbixによる障害監視サーバーをすでに自社内で構築しているため、お客様からすると、AWSサービスをご利用しているのと変わらない、マネージドサービスの形で、ご用件に応じた運用・監視を実施することが可能になります。
Zabbixパートナーとして、多種多様なお客様のシステムを障害監視してきたスタイルズがお客様の新規ビジネス推進をサポートいたします。
AWS Direct Connectについて
AWS Direct Connect は、お客様の内部ネットワークを AWS Direct Connect ロケーションに、標準の 1 ギガビットまたは 10 ギガビットイーサネット光ファイバケーブルを介して接続するサービスです。
ケーブルの一端がお客様のルーターに、他方が AWS Direct Connect のルーターに接続されます。
この接続を使用することで、重要な情報資産をインターネットを介してやりとりせずに、限られた利用者や地点の間からのみ送受信をすることが可能になります。お客様のセキュリティを保ったまま最適価格のトランスフォーメーションを実現します。

このAWS Direct Connectの構築において、スタイルズは、AWSとの閉域網接続において豊富な経験と実績を有する株式会社TOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡県静岡市)と共同で実施する構築体制を整えています。
API Factoryのユースケース
ユースケース1
クライアントシステムに月次で情報提供していた業務を変換。
既存の基幹/業務システムから日次で生成されるCSV情報をAWS Direct Connect経由でAWSにアップロード、API提供することで、リアルタイムにシステムに情報提供することを可能としました。

ユースケース2
個人情報を保管するDBをオンプレミス環境に構築し、その情報をAWS Direct Connect経由でAPIによる抽出可能としました。
社内で個人情報を管理するというセキュリティ要件を満たしながら、クラウドを活用することでコスト削減や新たなWEBシステムとの連携を実現しています。
